スターウォーズ・シリーズ(『キャシアン・アンドー』)を観て感じるのは、日本で放映できるのか?、というシーンだ。もちろん放映されているから私は観ているわけだが、地上波TVではNGになるのでないか。
善玉がテロをするところが典型だ。日本では、暴力はつねに悪で、反撃だけが許される。スターウォーズでは、圧政が反乱の理由になるのだ。
暴君放伐論は『孟子』にもあるが、日本の思想では共産主義より左に例外的に存在するだけだった。易姓革命がないことを古来、誇りとする意識があった。
圧政を戦争事由とするのは独立宣言の国では正当なのだろう。反乱側が先に手を出すのも許されよう。次の選挙までは我慢するが、選挙結果に不満があれば、一夜にして事態は緊迫化し、南北戦争のようになる。
反乱どころか市民的不服従にも日本は厳しい。空気読め、という規範がある。それでも、グローバリゼーションの影響でいろいろなコンテンツが入ってくる。何が受け入れ可能で、何が不可能かは、タブーなく議論されるべきだ。政治学の重要トピックであることはもちろんだが、社会を動かす人々も本音で議論に参加することが必要だ。




