「投稿者: 木下郁夫」の記事一覧

資料
公開外交 資料というのは文字に書かれたものでも、録音でも、録画でも何でもいえることだが、説得のための道具だ。これをソフトパワーと呼ぶ人もいる(服部龍二氏『外交を記録し、公開する』)。特に、権利とか、義務とか、社会で他人に自らの正当性を認めさせる場合に有用だ。 外交、すなわち英語でデ…
日本へのBSC「政治戦」
[このブログは2024年7月1日にnote.comで公開された。] 『3603号室』と『暗号名イントレピッド』はナチスとの戦いの記述がほとんどで、対日戦の記述はごくわずかしかない。 https://amzn.asia/d/00cBWu5U しかし、公式記録と考えられるBritish Security Co-ordinationには当然ながら日本に対する諜報活…
キャンプXとイントレピッドについて論文を書くための基本書
[このブログは2024年6月12日にnote.comで公開された。] 数本の記事をキャンプXとイントレピッドについて書いてきて、秋からの授業のネタになると気づいた。研究では信頼できる資料を使わなければならない、と教訓を垂れるためだ。『暗号名イントレピッド』と『3603号室』は参考文献に挙げるには不正確…
『イギリス安全保障調整局』所感
[このブログは2024年6月10日にnote.comで公開された。] イギリス安全保障調整局(BSC)とは?、と問われれば、南北アメリカ・カリブにおけるイギリス隠密活動の総本部と答えよう。BSCは独自の電信網はもちろん、スパイたちの番所である秘密諜報部(SIS, MI6)の支部や国内治安機関のMI5職員が詰めていた各…
前半生を隠したイントレピッド
[このブログは2024年6月5日にnote.comで公開された。] イギリス安全保障調整局(BSC)については、春名幹夫の名著『秘密のファイル』を読んでご存知の方もいらっしゃるだろう。「日本総領事館に007侵入」という項目ではイアン・フレミングの小説の一場面をウィリアム・S・スティーブンソンが種明かした…
カナダのテレビドラマ『Xカンパニー 戦火のスパイたち』(2015)を観た
[このブログは2024年5月31日にnote.comで公開された。] 先日はカナダのドキュメンタリー『キャンプX 実録・スパイ養成学校』を紹介した。 https://www.amazon.co.jp/dp/B07Z8GPCYC/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2LP8CM1EOW3CE&dib=eyJ2IjoiMSJ9.KqsSaXjt…
スパイ訓練施設キャンプXを管理していたBSC、そしてその親玉であるイントレピッド
[このブログは2024年5月28日にnote.comで公開された。] 『キャンプX』のビデオはいかがだったろうか? あれによると、ジェイムズ・ボンドのアクションは本物だ。なぜなら、その原作者と演出家自身がキャンプXで公式マニュアルをもとに訓練されたスパイだったというからだ。 他方で、うさんくさい、とい…
『キャンプX 実録・スパイ養成学校』をアマプラで観る
[このブログは2024年5月22日にnote.comで公開された。] 本業から少し外れた(?)関心から書く。まあ、5月22日の演習で観るつもりだから、これはあくまで本来の研究テーマから外れたという意味だ。 https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07Z8G2PNB/ref=atv_dp_share_cu_r キャンプXは第二次世界大…