オーディオブックで福山隆氏の『兵站 重要なのに軽んじられる宿命』を聴いていたら、ボールディングの「戦力逓減の法則」という言葉が耳に入った。どこかで読んだことがあるぞ、と思いだそうとした。パワー論といえば高柳先男の『パワー・ポリティクス』だ、と気がついて、記述を確認した。「力の喪失勾配」という概念が使われていた。

そういえば、ケネス・ボールディング『紛争の一般理論』自体も読んでいたなあ、と記憶がよみがえった。本棚を漁ったら見つかった。「強度逓減の法則」や「強度喪失勾配」が論じられていた。

20年以上まえの記憶の数珠をたぐりよせるのに時間がかかった。老いたのだろう。せっかく思い出したので「グローバルガバナンスの教科書」に加筆したい。