ウクライナ、中東、日中、と戦雲近し、といった雰囲気だ。マクナマラ国防長官のThe Fog of WarのDVDを授業のために見直した。キューバ危機が第三次世界大戦にならなかったのは、”Luck”つまり運がよかっただけという。
人類にはふたつの道がある。ひとつは核戦争で、もうひとつは核廃絶だ。核共存のまま時間がすぎるというのは甘い。それは”Luck”にすぎない。
“Luck”が百年も続けばいいじゃないか、と言われるかもしれない。百年後には核兵器は棍棒、つまり陳腐な武器、になっている。とっくに廃絶されているだろう。
核兵器の廃絶はいつか? 私はふたつの可能性があると思う。ひとつは強力で使いやすい新兵器が登場した時。もうひとつは国民国家が陳腐になり、核管理の方法が見つかった時だ。後者はAIによるシンギュラリティと同じタイミングだろう。空間認知、物理世界のコントロール、そして知能の分権化が国家を丸裸にするだろう。
楽観的なわけでない。核戦争の確率も高いからた。