「2024年」の記事一覧

六四天安門事件と日本政府
上の気の弱そうな高校生が私です。竜のキャラクターに1988と書いてありますね。写真は祖母がとったのだと思います。天壇公園のあたりでは牛が歩いていました。目まぐるしく北京は変わりました。 1988年木下郁夫撮影 天安門から見える風景はというと、ネットで検索すると当時も今も変わりません。すご…
国連軍縮特別総会最終文書のコンセンサス
(表紙の画像はAIによって作成された) 世界が合意する、というのは口で言うのは簡単ですが現実では難しいです。にもかかわらず、それに近いことができたことがありました。1978年の国連軍縮特別総会における最終文書がそれです。 最終文書の日本語訳は下のとおりです。ただし、国立国会図書館の登録利…
日系カナダ人はWWIIにほとんど従軍できなかった
(表紙の画像はAIによって作成された) 日系人にアメリカ合衆国政府は謝罪と賠償をした、といいます。実はカナダも自国日系人に謝罪と賠償をしました。 日本人ではこうした報道は他人事のように扱われます。たしかに、日系人はすでに他国の市民だったわけですから、日本政府にとっては保護義務の対象外…
満洲事変は居留民保護の仕組みで拡大
(表紙の画像はAIによって作成された) 外国で身の危険を感じたら、最後は出国しなければならないでしょう。 しかし、かつては違いました。居残るのです。自国民保護は世界で認められた権利でした。 紛争のニュースを見ると、満洲事変の様子を私は思い浮かべます。満洲開拓は世界でよくある入植の一つで…
ロンドン海軍会議と統帥権干犯問題
(表紙の画像はAIによって作成された) 軍艦を増やしたい海軍、軍事費を抑えようとする大蔵省出身者、ナショナリズムを導いて個人的プライドを満たそうとする右翼と政治家…… 今から見ると、1930年のロンドン軍縮会議は歴史の分かれ目でした。浜口総理暗殺、満洲事変、金輸出再禁止、そして五・一五事件…
関東大震災と外交
(表紙の画像はAIによって作成された) 災害は忘れたころにやってくる、といいます。永久に忘れたくてもそうはさせてくれません。せっかくの経験ですから、それを次に活かすことを考えましょう。 教科書での関連する記述 教科書 地震と火災によって東京市・横浜市の大部分が廃墟と化したほか、死者・行…
日本はオットセイ保護の先進国だった?
(表紙の画像はAIによって作成された) ワシントン条約というと、今でこそ絶滅のおそれのある野生動植物の取引に関する規制のことです。それより半世紀以上もまえに、絶滅のおそれがあった動物を守る条約があったのをご存じでしょうか? それが1911年のオットセイ保護条約(膃肭獣保護条約)です。戦前の太…
第2次日韓協約のご都合主義
(表紙の画像はAIによって作成された) 司馬遼太郎の『竜馬がゆく』で吉田松陰が伊藤博文を「周旋の才あり」と評したそうです。元ネタは何かな、と思いましたが、そういう趣旨を松陰が書いた手紙があるそうです(伊藤之雄、『伊藤博文』)。後世から見れば、伊藤のキャラクターを決定づけるほど的を射た評…
高陞号の撃沈はギャンブルだった
(表紙の画像はAIによって作成された) 東郷平八郎は神として崇められる対象です。日本海海戦の功績は圧倒的でした。日本は大国になりました。 すこし前の日清戦争でも、東郷平八郎は正しい判断をしたとされます。本当にそう言ってよいのでしょうか? 戦争はギャンブルです。勝てば官軍、負ければ賊軍。…
琉球の境界は人民の幸福に基づいて引かれようとしたか?
(表紙の画像はAIによって作成された) 尖閣諸島は日本が実効支配をしていますが、中国と台湾は領有権を主張しています。1895年に日本が領有を宣言してから、日本人はそれが沖縄県に属すると信じていますが、Wikepediaに書いてあるのは、中国と台湾は台湾省だと言っているということです。 これから述べ…