「ハイエク」の記事一覧

経済的ナショナリズム
国家と市場とのバランスが最も前者の側に傾いたのは第二次世界大戦中であった。今回のテーマは、両次大戦間期から戦中期にかけての経済的ナショナリズムと人権および戦争との関係を、実例を挙げて解説しなさい、である。 この時代における経済的ナショナリズムの主な源泉は、社会主義/共産主義、ニュ…
自由主義モデル
グローバルガバナンスについて語ることは、神や仏を語ることと、さほど変わらない。災害、貧困、病気、あるいは戦争などの苦しみを人類はまだ克服していない。数千年間、神や仏の救いを求める人々が聖像に託したものを、現在、グローバルガバナンスの概念が引き受けようとしている。 一握りの人々にと…
幸福を指針とするべきか?
幸福も、自由も、ともによいものである。哲学者も、政治家も、宗教家も、皆、よいと言うものであるから、もはや、ほめられも、けなされもされなくなった。しかし、よいものはよいものである。問題は、幸福と自由では、いずれがよいか?、である。グローバルガバナンスについて論じる本書は、その指針と…
経済安全保障か? 経済自由か?
あの永世中立国のスイスが!? と話題になった本がある。同国法務警察長官が序文を寄せた『民間防衛』は外国への警戒を市民に強く訴えた。警戒の呼びかけは軍事にとどまらず、社会やスポーツにも及ぶ。もちろん、経済にもだ。引用する。  全体戦争の今の時代においては、経済は、政治と戦争の基本的武…